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【世界陸上2017ロンドン】マラソン見どころ

【世界陸上2017ロンドン】マラソン見どころ

【世界陸上2017ロンドン】マラソン見どころこんにちは、スポーツライターのENOKI(@enoki0520)です。

3日目を迎える世界陸上2017ロンドン大会。
昨夜の男子100m決勝の興奮も冷めないうちにも、競技はどんどん進んでいきます。

本日は全10日間で最多・18人の日本人選手が出場予定。
今回はマラソンとその他の2編構成で見所をご紹介します。

※この記事は「テレビで放送していたらチャンネルを合わせて、日本代表がいたらとりあえず応援する」くらいの方に向けた見どころなので、いわゆる「陸上ガチ勢」の方にはぬるい内容になっています。

day3 タイムテーブル

※すべての種目がテレビ放送されるわけではありません。

  • 18:00- 七種・走幅跳 A組・B組
  • 18:05- 男子3000m障害 予選(潰滝大記)
  • 18:40- 男子棒高跳 予選A組・B組(A組:山本聖途、B組:荻田大樹)
  • 18:55- 男子マラソン 決勝(井上大仁、川内優輝、中本健太郎)
  • 19:05- 男子400mH 予選(安部孝駿、石田裕介、鍛治木峻)
  • 19:45- 七種・やり投 A組
  • 19:55- 女子400m 予選
  • 21:00- 七種・やり投 B組
  • 21:15- 男子110mH 予選(大室秀樹、高山峻野、増野元太)
  • 22:00- 女子マラソン 決勝(安藤友香、清田真央、重友梨佐)
  • 03:00- 女子棒高跳 決勝
  • 03:05- 女子やり投 予選A組(斉藤真理菜、海老原有希)
  • 03:10- 女子100m 準決勝
  • 03:40- 男子400m 準決勝
  • 04:10- 男子110mH 準決勝
  • 04:30- 女子やり投 予選B組(宮下梨沙)
  • 04:35- 男子砲丸投 決勝
  • 04:40- 七種・800m 決勝
  • 05:15- 男子800m 準決勝
  • 05:50- 女子100m 決勝

初の男女マラソン同日開催
日本人選手のメダル・入賞の可能性は?

今大会のタイムテーブルの特徴は、なんと言ってもマラソンの男女同日開催をはじめとするロード種目の同日開催。
その他に男女競歩3種目も最終日に開催されるなど、例年5種目を5日間で行うロード種目が2日間で行われます。

長時間の交通規制によるロンドンの道路渋滞の緩和が目的のひとつになることはもちろん、 その背景にはイギリスで今年多発しているテロの影響があると考えられます。
選手と関係者、観客をテロから守るために要する費用などを考慮した結果がこの日程になったのでしょう。

今回のコースはロンドン五輪のマラソンコースを想定してもらえれば、そう大差はありません。
スタート・フィニッシュ地点がタワー・ブリッジの西端から東端に変わったのが大きな変更点と言えます。
コースは4×10kmの周回コースで、ヨーロッパ特有の細い路地や石畳が多く、選手の脚への負担はかなり大きく、ロンドン五輪では男女とも1割以上が途中棄権したタフなコースです。

日本代表経験も豊富な中本・川内と、マラソン経験自体が浅い井上

日本代表経験も豊富な中本・川内と、マラソン経験自体が浅い井上男子マラソンは現地時間の10:55から行われます。
ケニアでは大物選手の辞退が相次いだ結果、補欠の選手も含め24、25歳の若手が代表入り。
マラソン経験は浅いものの、自己ベストは2時間5分~6分前半で、可能性は未知数です。
ケニアと並ぶマラソン大国エチオピアも、若手を中心としたエントリーが予想されています。

2013モスクワ大会、2015北京大会、昨年のリオデジャネイロ五輪の優勝タイムはそれぞれ2時間09分後半~12分半ほど。
ちなみにロンドン五輪の優勝タイムは2時間08分01秒と、記録の水準は高めです。
有力選手の辞退も多く、ロンドン五輪同様の好記録に恵まれる可能性はそう高くないと筆者は読んでいます。
だが、アフリカ勢を筆頭とする若手が未知数の力で好記録へ導く可能性もありそうです。

日本代表は、ロンドン五輪マラソン代表の中本健太郎、日本代表としてのラストレースを公言している川内優輝、今大会がマラソン3回目の井上大仁
中本は前から落ちてきた選手を終盤に抜いて順位を上げる粘り強い走りで、ロンドン五輪では6位に入賞しています(記録は2時間11分16秒)。
難易度の高いロンドンのコースを経験しているのは心強いポイント。

川内は以前から暑さへの弱さを公言していますが、最高気温19度と夏のマラソンとしては涼しい気候で、日本代表最後のレースで有終の美を飾れるかどうか注目です。
井上はリオデジャネイロ五輪代表選考レースのびわ湖マラソン、今大会選考レースの東京マラソンに次いで3回目のマラソンになります。
中本と川内がそれぞれ34歳、30歳とベテランの域にいるなかで、井上は24歳と若いのが特徴です。
経験の浅さがどう影響するかはわかりませんが、27歳で迎える東京五輪に繋がる積極的なレースを見せてほしいところ。

また、難コースなだけに仕掛けどころも多く、アフリカ勢のレースメイクにどれだけ着いていけるか、離れたあとどれだけ粘れるかが、モスクワ大会以来の日本人選手入賞の鍵となります。

日本代表経験豊富な重友と、マラソン経験自体が浅い安藤と清田

日本代表経験豊富な重友と、マラソン経験自体が浅い安藤と清田女子マラソンは14:00と、日中の暑い時間に行われます。

ケニアは男子が若手を揃えたのに対し、女子は32歳~37歳のベテランが代表入りしていて、補欠は24歳の若手。
エチオピアはマレ・ディババが前大会覇者のワイルドカードを持つので4人まで出場可能で、他の代表は20台前半の若手2人と32歳のアセレフェチ・メルギア
今年2時間17分台をマークしているティルネシュ・ディババはマラソン代表は辞退し、昨日の10000mで銀メダルに輝きました。

また、ケニアとエチオピアから国籍変更した選手の活躍が目立つウガンダ勢も注目で、国別で言えばこの3か国の三つ巴になるでしょう。
優勝タイムは、2013モスクワ大会、2015北京大会、昨年のリオデジャネイロ五輪で2時間24分~27分半辺りで推移しています。
ロンドン五輪では2時間23分07秒の五輪記録が誕生しているため、それに近い記録が出る可能性も。

女子にも男子の中本同様ロンドン五輪マラソン代表の重友梨佐をはじめ、安藤友香清田真央の3人がエントリー。
安藤、清田は共に23歳で、それぞれマラソン経験は1回、2回と浅く、2人は名古屋ウィメンズマラソン以外の経験がありません。
井上同様、東京五輪に向けた経験を積むいい機会になるでしょう。

重友は2015北京大会にも出場し、北京大会では14位でした。
ロンドン五輪こそ77位とふるわなかったものの、あのコースを経験しているアドバンテージは大きいと考えます。
5年前のロンドンの雪辱を晴らすことができるか、注目です。

五輪翌年の世界陸上女子マラソンでは2005ヘルシンキ大会を除き、日本人選手が表彰台に立っています。
6月末時点で今シーズンの世界10傑にアフリカ勢以外で唯一ランクインしている安藤に期待が集まりますが、2回のマラソンともに2時間23分、24分台を安定してマークしている清田、コースをよく知る重友からも目を離せません。

例年の大会だと日程が男女で異なるため、日程の早い方から得た情報を遅い方が考慮した上で作戦を練り、1週間練習していました。
ですが、今回は男子のゴールから女子のスタートまで1時間ないため、ほぼその日の情報が得られないままのスタートになります。
そのため、少ない時間で情報を活かせるかどうかも、女子選手が戦う上ではポイントになるかもしれません。

男女ともに今大会で入賞すれば、2019年開催予定の東京五輪マラソン代表選考会への出場権を獲得することができます。

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