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【世界陸上2017ロンドン】day4見どころ

【世界陸上2017ロンドン】day4見どころ

【世界陸上2017ロンドン】day4見どころこんにちは、スポーツライターのENOKI(@enoki0520)です。

先週金曜に開幕した今大会も4日目を数え、ついに視聴者側も仕事との戦いが始まります。
本日も男子200mを筆頭に、日本人選手は男子4人が出場予定です。

※この記事は「テレビで放送していたらチャンネルを合わせて、日本代表がいたらとりあえず応援する」くらいの方に向けた見どころなので、いわゆる「陸上ガチ勢」の方にはぬるい内容になっています。

day4 タイムテーブル

※すべての種目がテレビ放送されるわけではありません。

  • 02:30- 男子200m 予選(飯塚翔太、サニブラウン・A・ハキーム)
  • 02:35- 男子三段跳 予選A組・B組(山本凌雅)
  • 03:00- 女子ハンマー投 決勝
  • 03:30- 女子400mH 予選
  • 04:20- 男子400mH 準決勝(安部孝駿)
  • 04:25- 女子三段跳 決勝
  • 04:55- 女子400m 準決勝
  • 05:30- 男子110mH 決勝
  • 05:50- 女子1500m 決勝

世界新まであと9cm

世界新まであと9cm世界記録は1995年にジョナサン・エドワーズ(イギリス)によって打ち立てられた18m29。
現役選手最高記録は2015年にクリスチャン・テイラー(アメリカ)が打ち立てた18m21。
男子三段跳です。

この8cmの差を埋め、1cmでもエドワーズを超えるためのテイラーの挑戦が始まります。
2015北京大会では唯一の18m越えを記録して優勝。
2012ロンドン五輪、昨年のリオデジャネイロ五輪も、記録こそ17m81、17m86と18m越えはならなかったものの、2大会続けて金メダルを手にしています。
勝負強さや安定感はもちろん、記録の面でも頭一つ抜けていて、今季のベストも2位に20cm差をつける18m11。

テイラーの背中を20cm差で追うのが、大学の1学年後輩であるウィル・クレイ(アメリカ)。
クレイは5月下旬に追い風参考で18m05を記録し、6月下旬の全米選手権で自己ベストで今季の世界ランク2位となる17m91をマークしました。
テイラーが表彰台の一番上に立った2度の五輪で、クレイは2度とも一つ下の段に甘んじています。

もちろん今回狙うのは、夢の18mジャンパーに名を連ねるのはもちろん、先輩より上の、一番見晴らしのいい表彰台に立つこと。
そんな後輩を後目に、先輩は表彰台の一番上でなく、あくまでも18m30以上がターゲット。
その目的が達成できれば、表彰台はついてくるのだから。

なお、今季の記録でもこの先輩後輩コンビが抜けていて、2人が金メダルと銀メダルを分け合う可能性はかなり高いと言えます。
ちなみに、今季の3番目はクリス・ベナード(アメリカ)の17m48。
アメリカ選手の表彰台独占も可能性としてはゼロではないものの、テイラー、クレイ以降は混戦で、アメリカ以外の選手が絡んでくる可能性も十分ありえます。

ここまで男子三段跳の表彰台争いについて展望を述べてきましたが、あくまで本日は予選。
恐らくテイラーもクレイも、決勝進出ラインを早いうちにクリアするでしょう。

山本は自己ベストで決勝進出なるか

山本は自己ベストで決勝進出なるか日本代表として山本凌雅がエントリーしていて、テイラー、ベナードと同じA組で競技を行います。
日本代表はアジア選手権2014仁川以来で、世界大会の代表は初めて。

世界陸上の過去2大会の予選通過の最低記録と決勝進出ラインは、2013モスクワ大会が16m63と17m05、2015北京大会が16m73と17m00。
昨年のリオデジャネイロ五輪の予選通過最低記録が16m61で決勝進出ラインが16m95と、決勝進出ラインは下がり続けています。

今大会の決勝進出ラインは8月5日午前0時時点では不明ですが、山本の自己ベストは今季に記録された16m87。
ここ数年の決勝進出ラインは大会ごとに5cmずつ下がる傾向にありましたが、今大会は17m00に戻ります。
そうすると自己ベストを更新するような跳躍ができれば、自力での決勝進出も見えてくるでしょう。

自己ベストまではいかずとも、直近の世界大会の予選通過最低記録程度の記録を出すことは可能です。
自己ベスト、決勝進出など、目標を挙げればきりがありませんが、山本にはまずは世界大会や世界記録を狙う選手、彼を応援するファンの熱い声援などの空気を感じ、次につながる戦いをして欲しいと思います。
雰囲気に呑まれずにプラスに変えて試合を楽しむことができれば、いい結果は自ずとついてくるでしょう。

始まる男子200m予選

始まる男子200m予選山本以外で本日出場予定の日本人選手は3人。

男子200m予選に出場する飯塚翔太サニブラウン・A・ハキーム、男子400mH準決勝には安部孝駿が出場します。
男子200m予選は全7組で行われ、1組にサニブラウン、最終7組に飯塚がエントリー。

サニブラウンは2日目の男子100m準決勝に引き続き、ヨハン・ブレイク(ジャマイカ)と同じ組に入りました。
各組上位3着と、4位以下のタイム上位3人が準決勝に駒を進めると思われますが、ブレイクが枠を1つ獲るのはほぼ間違いないため、あと2つのうちの1つを確実に取りこぼさないことが必要です。

飯塚率いる7組も、ブレイクのような突出した選手のエントリーはないものの、今季20秒一桁をマークした地元イギリスのミッチェル・ブレイクがいるなど、飯塚も決して安泰ではありません。
二人の実力ならば準決勝進出は十分に可能であり、できれば着順での予選通過を、100mに続く日本人選手全員の準決勝進出に期待したいところ。

安部は大幅な自己ベストの更新が決勝への切符に

安部は大幅な自己ベストの更新が決勝への切符に男子400mH代表の安部は3日目の予選で49秒65の記録を出し、1組2位で準決勝進出を決めました。
男子400mHの日本代表争いは毎大会激戦となり、2011大邱大会、2013モスクワ大会に続いて3度目の代表の座を射止めた安部の実力は本物。

また、日本で400mHと言えば、2001エドモントン大会・2005ヘルシンキ大会で銅メダルを獲得した為末大の印象が強いと思います。
準決勝に進出した以上、為末以来の日本人選手のトラック個人種目での決勝進出に期待がかかるのは当然と言えるでしょう。

準決勝は3組行われ、各組上位2人と、3位以下のタイム上位2人が決勝に進みます。
例によって2013モスクワ大会、2015北京大会、2016リオデジャネイロ五輪の男子400mHの決勝進出ラインを調べました。

2013モスクワ大会が48秒69、2015北京大会が48秒46(着順通過で一番遅いタイムが48秒54)、2016リオデジャネイロ五輪が48秒64(着順通過で一番遅いタイムが48秒85)。
安部の自己ベストは今年の日本選手権でマークした48秒94ですが、決勝進出には48秒前半が求められるため、安部には厳しい戦いとなりそう。

日本人4選手が出場する種目はいずれも次のラウンドが控えています。
次のラウンドでも彼らの姿が見られるよう、翌日の自分に負けないように、日本から声援を送りましょう。

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