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【世界陸上2017ロンドン】day5見どころ

【世界陸上2017ロンドン】day5見どころ

【世界陸上2017ロンドン】day5見どころ

こんにちは、スポーツライターのENOKI(@enoki0520)です。

10日間の世界陸上2017ロンドン大会も、折り返しの5日目を迎えました。
本日はこの10日間で唯一、日本人選手が競技場に姿を現さない日となります。

そんな今日くらいたっぷり寝る、という選択肢もありだと思いますが、本日も注目の種目が目白押しです。
寝た後悔がないよう、朝まで寝るか仮眠をとるか、じっくり検討してください。

※この記事は「テレビで放送していたらチャンネルを合わせて、日本代表がいたらとりあえず応援する」くらいの方に向けた見どころなので、いわゆる「陸上ガチ勢」の方にはぬるい内容になっています。

day5 タイムテーブル

※すべての種目がテレビ放送されるわけではありません。

  • 03:20- 女子やり投 決勝
  • 03:30- 女子200m 予選
  • 03:35- 男子棒高跳 決勝
  • 04:35- 女子400mH 準決勝
  • 04:40- 女子砲丸投 予選A組・B組
  • 05:10- 男子3000m障害 決勝
  • 05:35- 男子800m 決勝
  • 05:50- 男子400m 決勝

ボルト越えのファン・ニーケルク、二冠へ

ボルト越えのファン・ニーケルク、二冠へ今回見どころとして紹介する種目は、本日のプログラムの一番最後を飾る男子400m決勝。
中でも、注目は世界記録(43秒03)保持者のウェイド・ファン・ニーケルク(南アフリカ)。

TBSの番組公式サイト内の「超人BIG7」のコーナーでは「ウエイド・バンニーキルク」と紹介されるなど、表記や発音がメディアによって揺れる選手の一人ですが、今回の記事では本来の発音に一番近いと思われる「ウェイド・ファン・ニーケルク」で統一します。

早速ですが、彼はなぜ「ボルト越え」なのでしょうか?
見出しの「ボルト」は当然、今大会男子100m銅メダルのウサイン・ボルト(ジャマイカ)を指します。

答えは、100m秒9台(09秒94)、200m19秒台(19秒84)、400m43秒台(43秒03)を同時に持つ唯一の選手だから。
ボルトの100m(09秒58)と200m(19秒19)は世界記録なのでよく知られていますが、400mの自己ベストは45秒28。
今から10年前の2007年、100mの世界記録保持者になるよりも前の記録です。

もちろん、ファン・ニーケルクの100mと200mはそれぞれ9秒台、19秒台とはいえ好記録でもなく、2種目だけなら彼に勝る選手は他にもいます。
しかし、400mの43秒03は他の選手を見渡しても突出しているんです。

ライバルたちからも頭一つ抜けている存在

ライバルたちからも頭一つ抜けている存在現世界記録は昨年のリオデジャネイロ五輪での記録ですが、その前の世界記録は1999年にマイケル・ジョンソン(アメリカ)が打ち立てた、不滅と言われた43秒18。
この2人の記録に次ぐ記録は、ここ10年では2007大阪大会でジェレミー・ウォリナーが出した43秒45(世界歴代4位)や、2015北京大会でファン・ニーケルクに次ぐ銀メダリストのラショーン・メリット(アメリカ)の43秒65(世界歴代6位)です。
ウォリナーの記録が丸10年前の記録だと考えると、2年前のメリットの記録でさえ、0秒62の差をつけていることになります。
いかにファン・ニーケルクの記録が突出しているか、おわかりいただけるでしょうか。

今季も7月上旬に43秒62の今季世界最高記録を出していて、金メダルの本命が彼であることは揺るぎませんが、アメリカのフレッド・カーリーの躍進も見逃せません。
昨年の自己ベストが45秒10だったにもかかわらず、44秒60、44秒09へと1秒以上も短縮し続け、5月下旬には43秒70の世界歴代7をマークしました。
22歳のカーリーは31歳となったメリットに代わって、打倒ファン・ニーケルクの一番手に躍り出ました(とはいえ、ファン・ニーケルクも25歳になったばかり)。

3日目の準決勝ではカーリーは43秒台が出た1組に出場し、44秒51の3位に入りました。
2位の選手も44秒19という好記録だったため着順の通過とはなりませんでしたが、タイムで拾わることに。

2組のファン・ニーケルクは44秒22の組1位で難なく決勝進出を決めましたが、1組が高速レースだったため、全体では3位での決勝進出となりました。
メリットはファン・ニーケルクと同じ2組を走りましたが、45秒52の7位で、決勝進出は叶いませんでした。

カーリーとファン・ニーケルク、準決勝1組で43秒を叩き出したスティーヴン・ガーディナー(バハマ)が表彰台争いの筆頭でしょう。
しかし、2015北京大会、2016リオデジャネイロ五輪ともに自己新記録で優勝したファン・ニーケルクのピーキング能力を考えても、やはりファン・ニーケルクが優勢なのは変わりません。

200mとの個人二冠の可能性は?

200mとの個人二冠の可能性は?また、ファン・ニーケルクは昨日の200mにも出場していて、20秒16の3組トップで難なく準決勝進出を決めています。
今大会はボルトが200mを回避したため、200mと400mの個人種目二冠をファン・ニーケルクが達成する可能性も。

とはいえ、ファン・ニーケルクの二冠は決して簡単ではありません。
ファン・ニーケルクは順調に行けば400m準決勝、200m予選、400m決勝、200m準決勝、200m決勝と5日間試合が続くことになります。
他の200m一本の選手や100mとの掛け持ちの選手が昨日の200m予選を通過し、本日は身体のリフレッシュに充て、明日以降の準決勝、決勝に挑むと考えると、蓄積している疲労も比べ物にならないはずです。

とはいえ、200mもボルト不在で大混戦となっていて、可能性はゼロではありません(男子200mについては7日目の記事で触れる予定)。
今夜の400mはファン・ニーケルクが二冠に王手をかけるか、自己ベスト更新、すなわち世界記録で優勝となるか。
また、カーリーが大方の予想をひっくり返す大逆転劇を見せるのか、目が離せません。

男子400m決勝は翌朝05:50からの放送予定なので、睡眠時間を選んだ方も、ぜひ早起きをして観ていただきたいです。

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