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【レポ】ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム前日祭

【レポ】2017ツール・ド・フランス
さいたまクリテリウム 前日祭

【レポ】2017ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム前日祭

こんにちは、スポーツライターのENOKI(@enoki0520)です。

今回は、11月03日(土)に行われた2017ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム前日祭のイベントレポートをお届けします!
ちなみに前日祭は正式名称ではありませんが、各種イベントの名前はあってもこの日の公式名称がなかったので、勝手に前日祭とします。

“ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム”とは?

"ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム"とは?
まずは、「ツール・ド・フランス」「クリテリウム」などの用語について紹介します。
すべての用語はWikipediaの定義を引用しています。

 ツール・ド・フランス(フランス語:Le Tour de France、以下:ツール)
毎年7月にフランスおよび周辺国を舞台にして行われる自転車プロロードレースである。
1903年から開催されている。

名称はフランス語で「フランス一周」を意味する。
フランス語による同様の名称のレースには、スイスで行われるツール・ド・スイスなどがある。
単にル・ツール(Le Tour:ル・トゥール)と称されることもある。

スポーツ界ではオリンピック、FIFAワールドカップと並び、世界三大スポーツ大会に数えられています。
また、自転車ロードレース界でも5月のジロ・デ・イタリア(イタリア語:Giro d’Italia)と、8月下旬~9月中旬のブエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン語:Vuelta a España)と並んでグランツールと称されますが、ツールの知名度と人気が突出しています。

ちなみにクリテリウムは閉鎖されたコース(最短800m、最長10km)を周回して順位を競うレースのことを指します。
沿道のファンにとっては、周回コースで何度も選手を見ることができるというメリットがあります。
そのため、ファンへの感謝の意味も込めて、ステージレース第1ステージの前日に行われる大会も多くあります(ファンへの感謝とはいえ、レース自体はガチです)。

つまりすごく雑な言い方をすると、ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム = ツールのクリテリウム版@さいたま新都心です。
さいたまクリテリウムはステージレースが翌日に控えることはなく、完全なワンデーレースです。

「ツールの名前を借りてはいるけど、東京でもなくさいたまなんて…」と思う人もいるかもしれません。
ですがさいたまクリテリウムには、その年の7月のツール本大会で賞を獲得したり、表彰台に上がったりしたスーパースターたちが集結するのです!
フランス本大会のメインスポンサーA.S.O.のスタッフが参加したり、使用機材も本大会のものが使われたりします。

自転車ロードレースはヨーロッパが主戦場のため、日本をはじめとするアジア各国でもレース自体は行われています。
ですが、グランツールで優勝争いをするようなトップ選手は調整の都合もあって、なかなかアジア圏のレースには出場できないのが現状です。
ツール本大会を冠したレースであることはもちろん、シーズン終盤に開催されることもあり、十年ほど前までは日本で観ることができなかった世界トップレベルの選手のレースを生で観られる、貴重な機会になっています。

前日祭① ルートプレゼンテーション

サッシャさんと栗村修さん前日祭の前半は、先日発表されたばかりの2018年ツール本大会のルートプレゼンテーションと、翌日のクリテリウムに参加するチームのプレゼンテーションです。

司会はツール本大会の日本放映権を持つスポーツチャンネル・J SPORTSの実況・解説でおなじみ、サッシャさん(左/@sascha348)と栗村修さん(右/@osamukurimura)。
そして、スペシャルゲストとしてツール本大会を走って完走・敢闘賞(その日に一番果敢な走りをした選手に贈られる賞)の獲得経験がある、日本を代表する選手2名も参加!

サッシャさん、新城幸也選手、別府史之選手、栗村修さん新城幸也(左中/Bahrain Merida/@YukiyaArashiro
別府史之(右中/Trek Segafred/@Fumybeppu
プロとしての平均寿命は世界的にも6年といわれるなか、別府選手はプロで14年間活躍、新城選手はツール7回完走という、日本サイクル史上でもバケモノ級の強さの二人の登場に、会場もその日一番の盛り上がりを見せます。

まずは先月発表されたツール2018本大会のコースをおさらいし、特に勝負のカギとなりそうな日のコースについてトーク。
ルートプレゼンテーションポイントとしては、65kmのうちに3つの山を上る第17ステージと、各チームの人数を9人から8人に減らすルール改正などが挙げられました。

前日祭② チームプレゼンテーション

次は翌日のさいたまクリテリウムに出場するチームと選手の紹介です。

全チーム紹介したいところですが、諸事情によりツール本大会の直近5大会中4回優勝しているクリストファー・フルーム選手(右中)率いるイギリスのteam Skyのみに留めます。Sky左から
ケニー・エリッソンド(FRA/@KennyElissonde
ミカル・ゴラス(POL/@golasmichal
ミカル・クヴィアトコウスキー(POL/@kwiato
クリストファー・フルーム(GBR/@chrisfroome

フルーム選手に関しては、荒川や多摩湖沿いのサイクリングコースでの目撃談がtwitterであがっていた話題で持ちきりに。
また、ツール本大会ではフルーム選手のアシストとして尽力したクヴィアトコウスキー選手が翌日のクリテリウムではエースとして走るかも?なんて話も。

このような流れで、他の国内チーム、海外チームの紹介やパラ選手の紹介もありました。

前日祭③ 日本文化を体験しよう!

Alberto Bettiol選手
休憩時間にファンとウェーブをする
cannondale drapac(USA)のアルベルト・ベッティオール(ITA/@AlbertoBettiol

休憩を終えると、毎年恒例の選手に日本文化を体験してもらうコーナー。

地元の学生と相撲を取ったり雛人形体験をしたり、毎年話題の企画ですが、今回は①うなぎ体験②殺陣・忍者体験でした。

五輪メダリストも四苦八苦のうなぎ掴み取り

Mark Cavendish選手、Fabio Sabattini選手
うなぎ職人にうなぎの正しい掴み方を教わり、真剣に耳を傾ける両選手。

最初はうなぎ体験。
浦和はうなぎが名物ということで、うなぎの掴み取りとかば焼き作り、試食をしてもらうことに。
選ばれたのは2016年リオデジャネイロ五輪オムニアム銀メダリストTeam Dimention Dataのマーク・カヴェンディッシュ(左/GBR/@markcavendish)と、Quick-Step Cycling(BEL)所属のファビオ・サバティーニ(右/ITA/@SabatiniFabio)。
(※オムニアム…自転車トラックレースの種目の1つ。陸上競技でいうところの十種競技に相当し、4種目の成績をポイントに換算して勝敗を競う)

いよいよ実践!
うなぎ1ぬるっとした感触に対してなのか、活きのよさに対してなのかは定かではありませんが、思わず手を引っ込めてしまう両選手。
ちなみにこれは両選手とも2回目の挑戦の時の写真。

8_6009_600なんとかして桶にうなぎを移す両選手。
その後はステージを下りたところにある特設キッチンに移動し、うなぎが職人によって捌かれるところを見学します(※写真は撮っていませんが、なかなかにグロテスクでした)。

豪華選手たちのサムライ・ニンジャチャレンジ!

うなぎを焼いている間、選手たちは忍者ショーを見ることに。
最前列で見ている選手の反応からして、「日本=ninjaってもう飽きられてるんじゃない?」と思いながらもショーを見ていたところ、最後に「Let’s TRY!」の横断幕。

「???」と混乱しているとそこに…!!!
侍と忍者侍と忍者に扮した4選手が登場!
左から

  • マルセル・キッテル(GER/Quick-Step Cycling/@marcelkittel
  • ワレン・バルギル(FRA/Team Sunweb/@WarrenBarguil
  • クリストファー・フルーム
  • フレフ・ヴァンアーヴェルマート(BEL/BMC racing team/@GregVanAvermaet

それぞれ2017年ツール本大会ステージ最多5勝山岳賞ジャージ(白地に赤水玉)と総合敢闘賞リーダージャージ(黄色)、2016年リオデジャネイロ五輪ロード金メダリストと、豪華さでは文句なしの顔ぶれです。

まずは侍2人による殺陣の体験から。

侍1
一連の動作の流れのお手本を見る侍に扮した両選手
(左に避ける→右に避ける→斬る→決めポーズ)
Marcel Kittel_samurai
「キッテルが斬ってる」とSNSで話題になったこのシーン
(※肝心の刃はポジションの都合で撮れず)。

ちなみに写真下に見切れている頭は、大大大ベテランで筆者が尊敬してやまない砂田弓弦カメラマンです。
Marcel Kittel_samurai2最後に敵の忍者を右脚で踏みつけて決めポーズ。

続いて、バルギルのチャレンジです。

Warren Barguil_samurai1 Warren Barguil_samurai2両選手とも左右に避けるところは若干ぐだぐだしましたが、斬るところはばっちりでした。

続いて、忍者の両選手による手裏剣チャレンジ!
まずは、ツール本大会直近5年で4度総合優勝しているフルーム選手から。
Christopher Froome_ninja1great一発で真ん中の赤いマルに命中!

Christopher Froome_ninja2
本人も周囲もこの笑顔!

続いてヴァンアーヴェルマート。
Greg Van Avermaet_ninja1一発目は的に刺さらず、この後も苦戦が続きます。

samurai's
ヴァンアーヴェルマートのチャレンジを見学している2人の侍に扮した選手も楽しそう。

Greg Van Avermaet_ninja2何度もチャレンジし、ようやく的に命中!

Greg Van Avermaet_ninja3的に当てたあとは、実際の忍者のように人間の敵(左)をめがけて投げるチャレンジにも挑戦!
手裏剣は敵の真上を通過…。笑

【レポ】2017ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム前日祭

最後は報道カメラを前にフォトセッション。

フォトセッション後は、サッシャさんによるインタビュー。

Van Avermaets_Sascha
「BMCなのに赤ではなくて黒?」と思いつつも、額あての金色に五輪王者の風格を漂わせる。

「投げるのは大変だった」と手裏剣チャレンジを振り返ったヴァンアーヴェルマート。

Froome_Saschaフルームは「ビギナーズラック」と謙遜しながらも、一発で的の真ん中に手裏剣を刺したのはさすがマイヨ・ジョーヌといったところ。
(※マイヨ・ジョーヌ:フランス語でmaillot jaune。ツール本大会の総合リーダーが着用する黄色いジャージのこと

Kittel_Barguil_Sascha
ちなみにサッシャさんとキッテルは同じドイツ人。
この日は事前に話し合って英語でインタビューすることにしたんだそうです。

バルギルは「好は好きかもしれない!」と侍姿を気に入ったようでした。
キッテルは「Instagram用にも写真を撮った」と答えていて、刀を持ってポーズを決めた姿が投稿されています。

Well, now I truly arrived in Japan! 🇯🇵👺 #samurai #saitamacriterium

Marcel Kittelさん(@marcelkittel)がシェアした投稿 –

 

Kittel_Van Avermaets_Froome_Barguilこれでイベントは終了し、忍者と侍に扮した4選手は退場。
会場は大きな拍手と歓声に包まれました。

手裏剣命中のコツは●●だった!?

この時点でまだうなぎのかば焼きが完成しないため、希望者による手裏剣体験を急遽実施することに。

Petr Vakoč誰もそんなこと言っていないし教えてもいないのに、前転してから手裏剣を投げる流れに…。笑
この写真で前転しているのはペテル・バコッチ(CZE/Quick-Step Cycling/@PetrVakoc)。

yukiya_shuriken1日本を代表して、新城選手もチャレンジ!

yukiya_shuriken2
的を押さえている忍者スタッフの黒い服で見にくいですが、
右側の大外の円周上に刺さっています。

見事に命中!

Haas_Arndt_Yukiya
左からネイサン・ハース(AUS/Team Dimention Data/@NathanPeterHaas)、
ニキアス・アルント(GER/Team Sunweb/@NikiasArndt)、新城

写真中央のアルント選手は手裏剣が的に刺さらず、インタビューでは「前転しなかったからかな…」と話していたので、案外前転は侮れないかも!?

うなぎ職人がはまり役なのは、今年大活躍のあの選手!

手裏剣体験が終わったところで、突如スクリーンに大写しになる2人の手。

Cavendish_Urán1だんだんカメラが引いていくと、そこには…

Cavendish_Urán2カヴェンディッシュと、2017年ツール本大会総合2位のリゴベルト・ウラン(COL/cannondale drapac /@UranRigoberto)の姿が…!

Urán
白衣を脱いで客席へ戻るウラン。
その姿は「似合いすぎる」「その辺のうなぎ屋にこういう人いる」と話題に。

選手と関係者にミニうな丼が配られ、試食。
うなぎが捌かれているときはあまりのグロテスクさに閉口していた選手たちも、うなぎの美味しさには頬を緩ませていました。

Cavendish1
カヴェンディッシュは「自分で獲ったうなぎだから一番美味しい」と。

これにて前日祭メインイベントは無事に終了!

まとめ

Saitama_Criterium20171103
最後に壇上にカメラマンが集合し、記念撮影。わたしも写っています。

昨年までは抽選で当たったファンしかこのイベントを見ることができなかったのですが、今年からは誰でも見ることができるようになりました。
とはいえ、サインや写真などのファンサービスを受けられる、柵越しに選手と接触できる距離のポジションは午前中から場所取りが行われていたそうです。

今回は諸事情から個人プラチナサポーターとして観戦していたので、場所取りには参加せずに関係者席から見ることができました。
個人プラチナサポーターについては、さいたまクリテリウム2018の個人プラチナサポーター権購入が始まる頃に記事にします。

それではまた!

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