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【Giro d’Italia 2018】TAPPA07

【Giro d’Italia 2018】TAPPA07

Giro18_TAPPA07

こんにちは、スポーツライターのENOKI(@enoki0520)です。

グランツールの一つジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia)のコース紹介記事を毎日更新しています!
前日のレースの簡単な振り返りも行うので、レースを見逃した人はもちろん、レースを見た人もおさらいとしてご覧ください。
大会公式Twitterアカウント(@giroditalia)や公式アプリも要チェックです!

Giro d'Italia

第6ステージをプレイバック

昨日の第6ステージ、エトナフィニッシュでシチリア島最終ステージを振り返りましょう!

【Giro d’Italia 2018】TAPPA06
【Giro d’Italia 2018】TAPPA06 こんにちは、スポーツライターのENOKI(@enoki0520)です。 グランツールの一つジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia)のコース紹介記事を毎日…

第6ステージ:レース展開

大6ステージは逃げがなかなか決まりません。
逃げグループができても後ろからまた数人が合流しようとして集団が決まり切らなかったり、あまりメイン集団との差が詰まらなかったり…。

28.7km地点の中間スプリント地点・エンナはその時点で逃げ集団を形成しかけていたジューリオ・チッコーネ@giuliocicco1/ITA/BARDIANI CSF)を首位に、トニー・マルティン@tonymartin85/GER/ TEAM KATUSHA ALPECIN)、マルコ・フラッポルティ@MFrapporti/ITA/ANDRONI GIOCATTOLI – SIDERMEC)までがボーナスタイムを獲得し、マテイ・モホリッチ@matmohoric/SLO/BAHRAIN – MERIDA)が4位に続きます。

28選手による大逃げ集団の形成

決まったのは、アクチュアル・スタートから50km以上が経ってから。
ニコ・デンツ@NicoDenz/GER/AG2R LA MONDIALE)とアレッサンドロ・トネッリ@AleTonelli92/ITA/BARDIANI CSF)の2人が先頭を走り、そこから数十人の第二集団、そして総合勢が温存しているメイン集団の3つの集団に分かれました。
残り113kmでデンツとトネッリ、メイン集団との差は1分20秒。

ちなみに第二集団は以下の26選手で、先頭の2人を合わせて28選手が逃げることになりました。
総合系ではヨアン・エステバン・チャベス@estecharu/COL/MITCHELTON – SCOTT)がこの集団に入っています。
また登坂ルートは異なりますが、同じエトナ山頂フィニッシュのジロ2017年大会第4ステージの優勝者・ヤン・ポランツェ@PolancJan/SLO/UAE TEAM EMIRATES)も逃げ集団です。

中間スプリント地点ピアッツァ・アルメリーナはフラッポルティ、フランチェスコ・ガヴァッツィ@gavazzif/ITA/ANDRONI GIOCATTOLI – SIDERMEC)、マヌエーレ・モーリ@ManuMori80/ITA/UAE TEAM EMIRATES)の順で通過しました。

エトナの麓が近づくにつれて、じりじりと逃げ集団とメイン集団のタイム差が縮まってきますが、約2分差になってからは一定の距離を保ち続けます。
残り50kmを切ったあたりでクリス・フルーム@chrisfroome/GBR/Team Sky)が遅れたものの集団に戻り、その後は大勢に大きな変化がないまま残り19kmを迎えました。
そのころには逃げ集団内でも遅れる選手が出始めたり、メイン集団との差が1分30秒まで縮まったりと、レースが動き始めます。

エトナはMITCHELTON – SCOTTがダブルエースでワン・ツー

残り15kmでいよいよエトナの上りに入ります。
この時点でメイン集団とのタイム差は1分15秒です。
ASTANA PRO TEAM@AstanaTeam)がメイン集団を引きます。

28人いた逃げ集団もエトナに入ったころには10人ほどにまで絞られました。
残り9.6kmでチッコーネがアタックし、逃げ集団から単独で飛び出します。
しばらくして追走し始めたのはチャベスとセルヒオ・ルイス・エナオ@sergiohenaoofic/COL/Team Sky)のコロンビア人選手2人組。

この3人も吸収されてチッコーネ、エナオ、チャベス、 サム・オーメン@SamOomen/NED/Team Sunweb)、セバスチャン・ライヘンバッハ@reichenbach_seb/SUI/GROUPAMA FDJ)、ベン・ヘルマンス@hermansben/BEL/ISRAEL CYCLING ACADEMY)、ロベルト・ヘーシンク@RGUpdate/NED/TEAM LOTTO NL – JUMBO)、ディエゴ・ウリッシ@DiegoUlissi/ITA/UAE TEAM EMIRATES)の8人に。
残り6.5km時点でチャベスとウリッシは、メイン集団の先頭グループから遅れているローハン・デニス@RohanDennis/AUS/BMC Racing Team)に勝っていて、逃げ切ればマリア・ローザが確定します。

その直後にチッコーネが再アタックしたものの、追走したチャベスが一気に抜き去りました。
チッコーネはチャベスの追走で飛び出したエナオとオーメンに吸収され、チャベスを一緒に追います。

このステージで逃げなかったメイン集団の先頭グループがエナオら追走集団を吸収したのはゴール3.5km前。
この集団にはサイモン・イェーツ@SimonYatess/GBR/MITCHELTON – SCOTT)、ティボー・ピノ@ThibautPinot/FRA/GROUPAMA FDJ)、ジョージ・ベネット@georgenbennett/NZL/TEAM LOTTO NL – JUMBO)、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ@pozzovivod/ITA/BAHRAIN – MERIDA)、ミゲル・アンヘル・ロペス@SupermanlopezN/COL/ASTANA PRO TEAM)、リチャル・カラパス@RichardCarapazM/ECU/MOVISTAR TEAM)、トム・デュムラン@tom_dumoulin/NED/Team Sunweb)、ファビオ・アル@FabioAru1/ITA/UAE TEAM EMIRATES)そしてクリス・フルーム(Team Sky)と、結果的にステージ上位を独占するメンバーが揃います。

チャベスの追走集団が大集団になってからはペースが落ちましたが、動きがあったのはラスト1.5km。
サイモンが目が覚めるくらい強烈なアタックで一気に集団から抜けます。
追走が来ないことを確認してからさらにペースを上げ、残り1kmを切ったあとチャベスに合流しました。

そのあとは一緒にフィニッシュ地点まで行き、サイモンの判断でチャベスが先着、タイム差なしでサイモンが2位となりました。
このサイモンの判断によってサイモンはマリア・ローザを、チャベスはマリア・アッズーラを獲得。
さらに、ピノら総合争いで2人のライバルになる3位集団にも26秒差をつけました。

第6ステージ:ステージ順位

サイモンの判断によってチャベスがステージ優勝、サイモンが同タイム2位と、MITCHELTON – SCOTTがワン・ツーフィニッシュです。

  1. ヨアン・エステバン・チャベス(MITCHELTON – SCOTT):4:16:01
  2. サイモン・イェーツ(MITCHELTON – SCOTT):+0:00
  3. ティボー・ピノ(GROUPAMA FDJ):+0:26
  4. ジョージ・ベネット(TEAM LOTTO NL – JUMBO):+0:26
  5. ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(BAHRAIN – MERIDA):+0:26
  6. ミゲル・アンヘル・ロペス(ASTANA PRO TEAM):+0:26
  7. リチャル・カラパス(MOVISTAR TEAM):+0:26
  8. トム・デュムラン(Team Sunweb):+0:26
  9. ファビオ・アル(UAE TEAM EMIRATES):+0:26
  10. クリス・フルーム(Team Sky)+0:26

ステージトップ10は各チームの総合勢が顔を揃えますが、ベネットとカラパスは2番ゼッケンの持ち主。

カラパスは総合でも2秒差でエースのカルロス・ベタンクール@cabg1989/OL/MOVISTAR TEAM)が上位なので、引き続きアシストとしての活躍が期待されます。
対するベネットのエース・エンリーコ・バッタリーン@enricobattaglin/ITA/TEAM LOTTO NL – JUMBO)は総合でベネットより12分後ろにいるため、この後のエースはベネットに交代しそうです。

第6ステージ終了時点の総合順位

総合首位は第6ステージ2位のサイモンがマリア・ローザに。
エトナ山頂までマリア・ローザを着てきたデニスは、56秒差の総合6位につけます。

  1. サイモン・イェーツ(MITCHELTON – SCOTT):22:46:03
  2. トム・デュムラン(Team Sunweb):+0:16
  3. ヨアン・エステバン・チャベス(MITCHELTON – SCOTT):+0:26
  4. ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(BAHRAIN – MERIDA):+0:43
  5. ティボー・ピノ(GROUPAMA FDJ):+0:45
  6. ローハン・デニス(BMC Racing Team):+0:53
  7. ペリョ・ビルバオ@PelloBilbao1990/ESP/ASTANA PRO TEAM):+1:03
  8. クリス・フルーム(Team Sky):+1:10
  9. ジョージ・ベネット(TEAM LOTTO NL – JUMBO):+1:11
  10. ファビオ・アル(UAE TEAM EMIRATES):+1:12
  • 出走176選手/完走172選手/リタイア4選手(棄権2選手、途中棄権2選手)
  • Maglia Rosa(総合首位)…サイモン・イェーツ(MITCHELTON – SCOTT):22:46:03
  • Maglia Ciclamino(ポイント賞)… エリア・ヴィヴィアーニ@eliaviviani/ITA/QUICK-STEP FLOORS):131ポイント
  • Maglia Azzurra(山岳賞)…ヨアン・エステバン・チャベス(MITCHELTON – SCOTT):35ポイント
  • Maglia Bianca(新人賞)… リチャルド・カラパス(MOVISTAR TEAM):+1:23

総合7位のビルバオはチャベスから49秒差のステージ13位で踏ん張ったため、2つ順位を落としたものの総合トップ10をキープ。
そして総合2位をキープするデュムランの第6ステージのまとめ方はさすがの一言に尽きます。

4賞もマリア・チクラミーノ以外は総入れ替え。
新人賞はステージ7位・総合12位のカラパスに渡り、第5ステージまでマリア・ビアンカをキープしたマクシミリアン・シャッハマン@MaxSchachmann/GER/QUICK-STEP FLOORS)はカラパスから39秒差の4位です。
また、ステージ6位・総合22位まで盛り返したロペスもシャッハマンから10秒差の新人賞5位につけ、今後の上級山岳ステージでの巻き返しを図ります。

第6ステージ開始前にリュディゲル・ゼーリッヒ@RudiSelig/GER/BORA – HANSGROHE)が体調不良を理由にリタイアし、出走選手は172名となりました。

第7ステージ概要

いよいよイタリア本土に戦いの場を移します。
今日の第7ステージから徐々にイタリアを北上し、反時計回りに進むのが今大会のルートです。

ちなみに本日のスタート地点・ピッツォはイタリアをブーツに例えると、くるぶしと足の甲の付け根がぶつかる場所辺りになります。

  • スタート:ピッツォ
  • フィニッシュ:プライア・ア・マーレ
  • 総距離:159.0km
  • 中間スプリントポイント:Guardia Piemontese Marina、Santa Maria del Cedro
  • 補給地点:77km~80km地点
  • 山岳:なし
  • ステージ:平坦
  • 開始時刻:13:25(日本時間20:25)
  • ステージ難度:★☆☆☆☆
  • 引用元:大会公式サイト内ステージ07コース紹介ページ

第7ステージは今大会では数少ない平坦ステージです。
特徴としては海沿いの国道18号線を進むことと、個人タイムトライアルの2ステージと最終日のローマを除いて、唯一山岳がないステージであることが挙げられます。
Giro2018_07_map

高度表を見ていただけると一目瞭然ですが、ここまでグランツールで高低差がないステージも珍しいです。
昨日のエトナでの疲労や明日・明後日の頂上フィニッシュを考慮すれば、山岳賞狙いのクライマーを中心に体力温存を選ぶ選手もでてくるのではないでしょうか。

プロトンはビーチ沿いの道路から走り始め、細かいカーブの道を上ってアクチュアル・スタート地点へ。
北上する間に少しある内陸のコースではのどかな田園風景を見ながら進みますが、海沿いに出るとコース左手には海が広がります。
内陸からの風なら右手の高台が壁となりますが、地中海から風が吹くと遮るものが何もなく、潮風が選手に直撃するでしょう。

しばらく行くとだんだん内陸の高台のに入り、「トンネルを抜けてはトンネルに入る」という繰り返しになります。
最初の中間スプリントポイント・グアルディア・ピエモンテーゼ・マリーナはトンネルの中です。
このトンネル自体は400m弱なものの、そのあとすぐに全長1,009mのSan Leonardoというトンネルに入ります。

その後もしばらくトンネルと街中、木々に囲まれた道を何度も通り、港町・マリーナ・デ・ベルヴェデーレを抜けたあたりから、高台から海沿いへ。
次の中間スプリントポイント・サンタ・マリア・デル・チェドロへ。

Giro2018_07_alt

道なりに進み、残り10kmを切るとトンネルが3カ所たて続けに登場。
最後の全長222mのトンネル・Castiglioneを抜けるといよいよラスト5kmになり、国道18号線に別れを告げてプライア・ア・マーレの街中に入ります。

街中に着いてからはほぼ直線上の大通りを道なりに進み、ガソリンスタンドが右手の角に見えたら直角カーブで右折です。
そのまま突き当りまで直進し、左折してビーチを右手にして進みます。

この先もほぼ直線で、ここまでにスプリンターがふるい落とされるほどの難コースではありません。
休息日前のスプリントステージ同様の集団スプリントが予想されます。

第7ステージレース展望

総合上位勢は昨日のエトナで軒並み脚を使ったため、今日はメイン集団で走ることになりそうです。
山岳がないからマリア・アッズーラはチャベスから変動なし、マリア・ビアンカも急いで取りに行くところではない。
平坦ステージなことも考えると、やはり注目はマリア・チクラミーノ。

争いの中心はもちろんヴィヴィアーニ。
昨日の4賞ジャージが軒並み入れ替わった中で、唯一ジャージをキープしています。

2位のサーシャ・モドロ@SachaModolo/ITA/TEAM EF EDUCATION FIRST)、3位のヤコブ・マレツェコ@jakubmareczko/ITA/WILIER TRIESTINA – SELLE ITALIA)といったライバル勢も黙って見ているはずがありません。

ゴールスプリントでポイント大量ゲットを狙いに行くか、逃げてポイントをコツコツ貯めに行くか、チームや個人の作戦にも注目です。

本日のジロ・デ・イタリア第7ステージは本日20:15からDAZNで生中継!
いつもより10分遅いので、雑誌やコースマップなどの準備も余裕をもってできます。
お見逃しなく!

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