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【Giro d’Italia 2018】TAPPA14

【Giro d’Italia 2018】TAPPA14

Giro18_TAPPA14こんにちは、スポーツライターのENOKI(@enoki0520)です。

グランツールの一つジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia)のコース紹介記事を毎日更新しています!
前日のレースの簡単な振り返りも行うので、レースを見逃した人はもちろん、レースを見た人もおさらいとしてご覧ください。
大会公式Twitterアカウント(@giroditalia)や公式アプリも要チェックです!

Giro d'Italia

第13ステージをプレイバック

昨日の第13ステージ、ほぼ平坦のスプリンターステージを振り返りましょう!

【Giro d’Italia 2018】TAPPA13
【Giro d’Italia 2018】TAPPA13 こんにちは、スポーツライターのENOKI(@enoki0520)です。 グランツールの一つジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia)のコース紹介記事を毎日…

第13ステージ:レース展開

逃げ集団は5人で、すぐに容認されました。
アンドレーア・ヴェンドラーメ(ITA/ANDRONI GIOCATTOLI – SIDERMEC)、アレッサンドロ・トネッリ@AleTonelli92/ITA/BARDIANI CSF)、マルケル・イリサル@Mads__Pedersen/ESP/TREK – SEGAFREDO)、マルコ・マルカート@MarcatoMarco/ITA/UAE TEAM EMIRATES)、エウゲルト・ズパ@eugertzhupa/ALB/WILIER TRIESTINA – SELLE ITALIA)です。

20kmちょっとを進んだ時点で、メイン集団と逃げ集団のタイム差は3分30秒。
30km地点、40km地点と10km進むごとに逃げの5人との差を30秒ずつメイン集団は詰めます。

スタートから70km地点の中間スプリントポイント・ピオデ・ディ・サッコはマルカートが首位で通過しました。
じわりじわりと逃げ集団とメイン集団の差は開き、残り90km地点で3分30秒に戻ります。

逃げグループとメイン集団の差は2分台をキープ

残り73.4kmでメイン集団のパオロ・シミオン@PaoloSimion/ITA/BARDIANI CSF)が少し前に出て、地元で応援してくれるファンの歓声にこたえる、サイクルロードレースならではの光景も見られました。

もう一つの中間スプリントポイント・ヴィッロルバはズパが先頭で通過し、メイン集団ではエリア・ヴィヴィアーニ@eliaviviani/ITA/QUICK-STEP FLOORS)が6位で首位通過。
残り50kmを切ってメイン集団と逃げ集団のタイム差は約2分まで縮まりました。

残り30kmでフィニッシュ地点を一度通過。
この時点で逃げグループとのタイム差は1分を切りました。

残り28km地点でトニー・マルティン@tonymartin85/GER/TEAM KATUSHA ALPECIN)がメイン集団から抜け出し、集団のスピードを上げようとします。
マルティンについていったのはクリッツ・ネイランズ@Neilands_K/LAT/ISRAEL CYCLING ACADEMY)、ダヴィデ・バッレリーニ@ballero_94/ITA/ANDRONI GIOCATTOLI – SIDERMEC)、エロス・カペッキ@eroscapecchi/ITA/QUICK-STEP FLOORS)の3選手。
この集団は5kmほどで後続のメイン集団に吸収されました。

残り21km手前でミッチェル・ドッカー@Mitch_Bowen/AUS/TEAM EF EDUCATION FIRST)が落車。
その前方では4級山岳・モンテッロを前にメイン集団が逃げ集団5人とのタイム差を30秒にまで縮めます。
残り19.3kmのモンテッロはヴェンドラーメ、イリサル、ズパの順で通過し、残るはフィニッシュのみとなりました。

想定外のアタックがあったものの、ヴィヴィアーニがステージ3勝目

ラスト12km地点でメイン集団と逃げグループの差は20秒となり、じわじわメイン集団が近づきます。
メイン集団は10kmを切るとTEAM KATUSHA ALPECIN@katushacycling)が先頭を引き始めました。
スプリンターをアシストしたいチームや総合上位勢のエースを守りたいチームが集団前方を固め始めています。

残り6.3kmでついに逃げ集団5人がメイン集団に吸収されました。
5kmを残して、TEAM KATUSHA ALPECINを先頭に最後の直線に入ります。

ラスト1kmでマルコ・コレダーン@MarcoColedan/ITA/WILIER TRIESTINA – SELLE ITALIA)がアタック。
ラスト勝負を想定していたメイン集団は虚を突かれ、差が広がります。
上り坂でコレダーンと集団の差が縮まり、サーシャ・モドロ@SachaModolo/ITA/TEAM EF EDUCATION FIRST)が追い抜いたところをヴィヴィアーニが抜け、そのままフィニッシュ。
イタリアでの念願の1勝を挙げました。

第13ステージ:ステージ順位

ヴィヴィアーニが今大会3勝目を挙げたほか、スプリンターたちが多くランクインしました。

  1. エリア・ヴィヴィアーニ(QUICK-STEP FLOORS):3:56:25
  2. サム・ベネット@Sammmy_Be /IRL/BORA – HANSGROHE):+0:00
  3. ダニー・ファンポッペル@Dannyvanpoppel/NED/TEAM LOTTO NL – JUMBO):+0:00
  4. サーシャ・モドロ(TEAM EF EDUCATION FIRST):+0:00
  5. ライアン・ギボンズ@RyanGibbons23/RSA/TEAM DIMENSION DATA):+0:00
  6. ジャンピエール・ドリュケール@jempy_drucker/LUX/BMC Racing Team):+0:00
  7. マヌエル・ベッレッティ@Manuelbelletti/ITA/ANDRONI GIOCATTOLI – SIDERMEC):+0:00
  8. クレモン・ヴァントゥリニ@ClemVenturini/FRA/AG2R LA MONDIALE):+0:00
  9. バティスト・プランカールト(BEL/TEAM KATUSHA ALPECIN):+0:00
  10. イェンス・デビュッシェール@jensdebus/BEL/LOTTO FIX ALL):+0:00

ステージ120位まではタイム差なしですが、休息日前まで総合優勝争いをしていたヨアン・エステバン・チャベス@estecharu/COL/MITCHELTON – SCOTT)がステージ最下位なのが気になるところです。

第13ステージ終了時点の総合順位

総合順位も上位陣は変化がありません。

  1. サイモン・イェーツ@SimonYatess/GBR/MITCHELTON – SCOTT):55:54:20
  2. トム・デュムラン@tom_dumoulin/NED/Team Sunweb):+0:47
  3. ティボー・ピノ@ThibautPinot/FRA/GROUPAMA FDJ):+1:04
  4. ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ@pozzovivod/ITA/BAHRAIN – MERIDA):+1:18
  5. リチャル・カラパス@RichardCarapazM/ECU/MOVISTAR TEAM):+1:56
  6. ジョージ・ベネット@georgenbennett/NZL/TEAM LOTTO NL – JUMBO):+2:09
  7. ローハン・デニス@RohanDennis/AUS/BMC Racing Team):+2:36
  8. ペリョ・ビルバオ@PelloBilbao1990/ESP/ASTANA PRO TEAM):+2:54
  9. パトリック・コンラート@PatricKonrad/AUT/BORA – HANSGROHE):+2:55
  10. ファビオ・アル@FabioAru1/ITA/UAE TEAM EMIRATES):+3:10
  • 出走176選手/完走168選手/リタイア8選手(棄権3選手、途中棄権5選手)
  • Maglia Rosa(総合首位)…サイモン・イェーツ(MITCHELTON – SCOTT):55:54:20
  • Maglia Ciclamino(ポイント賞)… エリア・ヴィヴィアーニ(QUICK-STEP FLOORS):237ポイント
  • Maglia Azzurra(山岳賞)…サイモン・イェーツ(MITCHELTON – SCOTT):58ポイント
  • Maglia Bianca(新人賞)… リチャル・カラパス(MOVISTAR TEAM):+1:56

ヴィヴィアーニのステージ優勝で終わった第13ステージによって、ポイント賞争いは2位のベネットが197ポイント、3位のモドロが94ポイントとなっています。
マリア・チクラミーノは完走すればヴィヴィアーニとベネットのどちらかに絞られました。

タネル・カンゲルト(EST/ASTANA PRO TEAM)がDNSとなりました。

第14ステージ概要

今大会第2週目のハイライトとなる第14ステージ。
ルートプレゼンテーションで会場を、インターネット中継を見ていた世界中の人々を驚かせた、モンテ・ゾンコランがいよいよ登場します。

  • スタート:サンヴィート・アル・タリアメント
  • フィニッシュ:モンテ・ゾンコラン
  • 総距離:186.0km
  • 中間スプリントポイント:Forgaria nel Friuli、Paularo
  • 補給地点:115km~118km地点
  • 山岳:Monte di Ragogna、Avaglio(以上3級)、Passo Duron(2級)、Sella Valcalda Ravascletto(3級)、Monte Zoncolan(1級)
  • ステージ:山岳
  • 開始時刻:11:50(日本時間18:50)
  • ステージ難度:★★★★★
  • 引用元:大会公式サイト内ステージ14コース紹介ページ

モンテ・ゾンコランは2003年、2007年、2010年、2011年、2014年に続く6回目の登場。
過去の大会のステージ覇者では、2011年第14ステージ優勝のイゴール・アントン@IgorAntonH/ESP/TEAM DIMENSION DATA、当時Euskaltel-Euskadi)が唯一今大会に参加しています。
直近のモンテ・ゾンコランで一番ステージ順位がよかった今大会の参加選手は、2014年第20ステージ4位・現在総合35位のニコラス・ロッシュ@nicholasroche/IRL/BMC Racing Team、当時TINKOFF-SAXO)です。

Giro2018_14_map

モンテ・ゾンコランの話ばかりになってしまうので、まずはそれ以前のコースを見てみましょう。

コース前半に登場するのは43.3km地点のモンテ・ディ・ラゴーニャと、中間スプリントポイント・フォルガリーア・ネル・フリウーリです。
モンテ・ディ・ラゴーニャは平均勾配10.34%、最大勾配16%で、3km近くにわたって一定の勾配の道が続きます。

細かなアップダウンが続き、ステージも半分を折り返したころに登場するのが、3級山岳・アヴァリオ
こちらはモンテ・ディ・ラゴーニャと異なり区間ごとの勾配の緩急が激しく、1.5kmにわたって平均勾配13%の道が続くかと思えば3.5%まで落ち着いたりします。

アヴァリオを通過後緩やかに下ったのちに上って、残り47.9km地点で登場するのが2つ目の中間スプリントポイント・パウラーロ
パウラ―ロの標高は648mで、続く残り43.5kmの2級山岳・パッソ・デュロンの標高は1,069m。
平均勾配9.6%、最大勾配18%のパッソ・デュロンでは4.4kmで421mを一気に上ります。

パウラ―ロを通過後は真西に向かうようにして一気に下り、3級山岳・セッラ・ヴァルカルダ・ラヴァスクレットへ。
今日登場する5つの山岳では一番緩やか。
最大勾配12%地点はあるものの、このあとのモンテ・ゾンコラン前の最後の息つく場所にもなりそう。

セッラ・ヴァルカルダ・ラヴァスクレットを下るとそのまま山の谷間・オヴァーロへ向かい、そのままモンテ・ゾンコランの登坂が始まります。

グランツール超級山岳の双璧 モンテ・ゾンコラン

モンテ・ゾンコランには3つの登坂ルートがありますが、今回は最難関かつジロでも最多登場のオヴァーロ起点のルートが採用されました。
オヴァーロは最大の褒め言葉”悪名高い”を枕詞に持ち、昨年のブエルタ・ア・エスパーニャ第20ステージでも登場したアングリルと共に、サイクルロードレースにおいて双璧と言われています。

その特徴は何と言っても、平均勾配11.8%、最大勾配22%の超激坂です。
箱根駅伝・5区の山上りが平均勾配3%、最大勾配13%らしいので、モンテ・ゾンコランの過酷さがお分かりいただけると思います。
5区のルートを車で通るだけでも「うわあ…」と思うので、モンテ・ゾンコランのルート上に立ったら気絶しそうです。

最大勾配の22%地点を含む平均勾配15%越えのコースが4kmにわたって続く区間もあり、その区間の終盤もまた勾配20%を記録。
20%地点を越えても平均勾配13.9%の区間が始まり、本当に先が見えてきません。

Giro2018_14_alt

所々で勾配が緩くなるものの、ラスト3kmになると再び平均勾配12%越えの激坂を1kmにわたって上り続けます。
その後は平均勾配7%台にまで落ち着くものの、フラム・ルージュは勾配18%の地点。

フラム・ルージュ通過後に全長200m未満の短いトンネルを3つくぐり、ラスト250mの勾配16%のヘアピンカーブを越えてフィニッシュ。

第14ステージレース展望

今ステージには3級3カ所、2級1カ所、そして1級の山頂フィニッシュ1カ所の、計5カ所の山岳ポイントがあります。
すべて1位通過の場合の獲得山岳ポイントは71ポイント。
まだ大会終盤に上級山岳ステージが残っているとはいえ、このステージで山岳ポイントを荒稼ぎできれば山岳賞の表彰台はぐっと近づきます。

もちろん、山岳賞の表彰台だけでなく総合の表彰台も見えてくるでしょう。
要所要所で強さを見せるサイモンがステージ3勝目を挙げるのか、それともデュムランやピノ、ポッツォヴィーヴォといった総合上位勢がここで逆転するのか、はたまたミゲル・アンヘル・ロペス@SupermanlopezN/COL/ASTANA PRO TEAM)やクリス・フルーム@chrisfroome/GBR/Team Sky)といった総合トップ10圏外の選手の巻き返しがあるのか…。

元々困難を極めた第14ステージの予想ですが、モンテ・ゾンコランの悪天候も噂されているため、思わぬ大波乱が起こる可能性も。

今大会の大きな山場を迎えるジロ・デ・イタリア第14ステージは本日20:05からDAZNで生中継!
お見逃しなく!

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