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【Giro d’Italia 2018】TAPPA16

【Giro d’Italia 2018】TAPPA16

Giro18_TAPPA16こんにちは、スポーツライターのENOKI(@enoki0520)です。

グランツールの一つジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia)のコース紹介記事を毎日更新しています!
休息日前のレースの簡単な振り返りも行うので、レースを見逃した人はもちろん、レースを見た人もおさらいとしてご覧ください。
大会公式Twitterアカウント(@giroditalia)や公式アプリも要チェックです!

Giro d'Italia

第15ステージをプレイバック

昨日のステージ01、イスラエル・エルサレム市街地で行われた9.7kmの個人タイムトライアルを振り返りましょう!

【Giro d’Italia 2018】TAPPA15
【Giro d’Italia 2018】TAPPA15 こんにちは、スポーツライターのENOKI(@enoki0520)です。 グランツールの一つジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia)のコース紹介記事を毎日…

第15ステージ:レース展開

第15ステージは逃げ集団がなかなか決まりません。

逃げ集団が決まり切らない中でも4人の選手が逃げ集団となります。
後続のメイン集団が縦長になって割れ始めている間にカンタン・ジョレギ@quentinjauregui/FRA/AG2R LA MONDIALE)、クリッツ・ネイランズ@Neilands_K/LAT/ISRAEL CYCLING ACADEMY)、ニコ・デンツ@NicoDenz/GER/AG2R LA MONDIALE)、ダイエル・キンタナ@dayerquintana//MOVISTAR TEAM)の順で3級山岳・パッソ・デッラ・マウリアの山岳ポイントを獲得。

その後も追走集団が合流してはメイン集団が差を縮め…を繰り返し、残り103km地点を手前に形成された逃げ集団は19名に。

TEAM EF EDUCATION FIRSTがアシスト、エースともに見せ場を

中間スプリントポイント・ヴァッレ・ディ・カドーレは第14ステージ終了時点でポイント賞4位のサーシャ・モドロ@SachaModolo/ITA/TEAM EF EDUCATION FIRST)が狙いに行きましたが、マリア・チクラミーノを着用しているエリア・ヴィヴィアーニ@eliaviviani/ITA/QUICK-STEP FLOORS)のチームメイト・ズデニェック・スティバール@zdenekstybar/CZE/QUICK-STEP FLOORS)が先頭通過してヴィヴィアーニとの差を縮めさせません。

残り73.3km地点にある中間スプリントポイント・コルティナ・ダンペッツォは10kmを切ったところでペースを上げたダヴィデ・バッレリーニ@ballero_94/ITA/ANDRONI GIOCATTOLI – SIDERMEC)、モドロの順で通過しました。
コルティナ・ダンペッツォを通過すると、そのまま休む暇なく2級山岳・パッソ・トレ・クローチの登坂開始。
メイン集団はTEAM EF EDUCATION FIRST@ride_argyle)がアシストを駆使してメイン集団を壊しにかかります。

残り70km地点でマイケル・ウッズ@rusty_woods/CAN/TEAM EF EDUCATION FIRST)が集団から飛び出し、単独で追走に。
そこから4kmほど過ぎたところで逃げ集団のチッコーネ、デンツ、ダイエル、ミカエル・シュレル@mikaelcherel/FRA/AG2R LA MONDIALE)からネイランズが遅れ始めました。

パッソ・トレ・クローチはチッコーネ、シュレル、ダイエル、デンツの順で通過し、次の2級山岳・パッソ・ディ・サン・アントニオの上りに向けて下り始めました。
逃げ集団から39秒後方のファウスト・マスナーダ@MasnadaFausto/ITA/ANDRONI GIOCATTOLI – SIDERMEC)、ジョヴァンニ・ヴィスコンティ@giovisco/ITA/BAHRAIN – MERIDA)、アレッサンドロ・デマルキ@ADM_RossodiBuja/ITA/BMC Racing Team)、ディエゴ・ウリッシ@DiegoUlissi/ITA/UAE TEAM EMIRATES)のイタリア連合も逃げの4選手と前方にいるネイランズを追いかけます。

AG2R LA MONDIALEがダウンヒルで先頭に

約24km続く下りを利用して逃げ集団のAG2R LA MONDIALEの2選手が前に出ましたが、残り47kmを切ったところでダイエルが合流。
2分40秒後方にいるメイン集団はヨアン・エステバン・チャベス@estecharu/COL)らMITCHELTON – SCOTT@MitcheltonSCOTT)が引き、アントニオ・ニバリ@AntonioNibali/ITA/BAHRAIN – MERIDA)やエンリーコ・バルビン@barbenry/ITA/BARDIANI CSF)と合流したウッズとの差を徐々に詰めます。
残り43km手前の場所でメイン集団がウッズらを吸収しました。

シュレル、デンツ、ダイエルの3人を追走する第2集団がヴィスコンティとチッコーネ、その後ろがマスナーダ、デマルキ、ウリッシとネイランズの4選手、さらにその後ろがメイン集団です。
残り37kmを手前に第2集団が先頭の逃げ集団3人に合流しました。

メイン集団でも2級山岳の上りが始まると、ファビオ・アル@FabioAru1/ITA/UAE TEAM EMIRATES)など遅れる選手も。
山頂まで約3kmのところでトム・デュムラン@tom_dumoulin/NED)とサム・オーメン@SamOomen/NED)のTeam Sunweb@teamsunweb)がメイン集団を引きます。
残り31km手前でヴィスコンティが、31km地点でダイエルが吸収され、メイン集団の前にいるのは逃げ集団の2人とそこから遅れたシュレルだけになりました。

パッソ・ディ・サン・アントニオの山岳ポイントゲートはチッコーネ、デンツの順で通過。
その後方ではシュレルがメイン集団に吸収され、メイン集団がゲートを通過するころには逃げ集団とのタイム差が32秒になります。

総合上位勢の争いが期待されたものの、サイモンの独走態勢に

下りでデンツがチッコーネを一気に突き放して単独トップになり、下りきったところでメイン集団とのタイム差を42秒に広げました。
その後方では残り21kmでマリア・ビアンカを第15ステージから着用しているミゲル・アンヘル・ロペス@SupermanlopezN/COL/ASTANA PRO TEAM)が前に出ます。

さらにその後方の総合上位勢が集まった集団でジョージ・ベネット@georgenbennett/NZL/TEAM LOTTO NL – JUMBO)がアタックしたのは残り18km手前でしたが、失敗に終わりました。
その1kmほど後にはサイモン、ロペス、デュムラン、ティボー・ピノ@ThibautPinot/FRA/GROUPAMA FDJ)、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ@pozzovivod/ITA/BAHRAIN – MERIDA)、リチャル・カラパス@RichardCarapazM/ECU/MOVISTAR TEAM)で形成された総合上位勢グループがデンツをパスしました。
その直後にサイモンが再びアタックして独走態勢に入り、ロペスら総合上位勢グループに18秒差をつけてコスタリッソイオの山岳ゲートを単独で通過。
クリス・フルーム@chrisfroome/GBR/Team Sky)はロペスグループのさらに後方の集団でサイモンから1分以上後ろに。

ラスト10kmをサイモンが通過した時点で総合上位勢グループとのタイム差は27秒、フルームとは1分23秒。
ラスト5kmでは総合上位勢との差が51秒に広がるものの、フルームとの差は変わらず、追走集団にフルームたちが迫ります。

総合上位勢グループはピリピリモード

総合上位勢グループでは誰も引きたがらず、デュムランやピノらが周囲に牽引を要請するほど。
中でもカラパスは自分がアタックを仕掛けるとき以外は前に出ようとしませんでした。

サイモンがステージ3勝目を挙げたころ、カラパスのアタックに反応できず遅れていたデュムランが集団に復帰。
総合上位グループはロペスが先頭でフィニッシュし、デュムランと続き、ステージトップ3に。

第15ステージ:ステージ順位

第15ステージのトップ10はこのようになりました。

  1. サイモン・イェーツ(MITCHELTON – SCOTT):4:37:56
  2. ミゲル・アンヘル・ロペス(ASTANA PRO TEAM):+0:41
  3. トム・デュムラン(Team Sunweb):+0:41
  4. ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(BAHRAIN – MERIDA):+0:41
  5. リチャル・カラパス(MOVISTAR TEAM):+0:41
  6. ティボー・ピノ(GROUPAMA FDJ):+0:41
  7. アレクサンドル・ジェニエス@AlexGeniez/FRA/AG2R LA MONDIALE):+1:20
  8. ダヴィデ・フォルモロ@davideformolo /ITA/BORA – HANSGROHE):+1:20
  9. ペリョ・ビルバオ@PelloBilbao1990/ESP/ASTANA PRO TEAM):+1:20
  10. サム・オーメン(Team Sunweb):+1:20

サイモンはボーナスタイム10秒を獲得しているので、2位のロペス以降にも実質50秒以上のタイム差をつけたことになります。
フルームは1分32秒遅れの17位です。

第15ステージ終了時点の総合順位

総合上位勢の顔ぶれは変わらず。

  1. サイモン・イェーツ(MITCHELTON – SCOTT):65:57:37
  2. トム・デュムラン(Team Sunweb):+2:11
  3. ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(BAHRAIN – MERIDA):+2:28
  4. ティボー・ピノ(GROUPAMA FDJ):+2:37
  5. ミゲル・アンヘル・ロペス(ASTANA PRO TEAM):+4:27
  6. リチャル・カラパス(MOVISTAR TEAM):+4:47
  7. クリス・フルーム(Team Sky):+4:52
  8. ジョージ・ベネット(TEAM LOTTO NL – JUMBO):+5:34
  9. ペリョ・ビルバオ(ASTANA PRO TEAM):+5:59
  10. パトリック・コンラート@PatricKonrad/AUT/BORA – HANSGROHE):+6:13
  • 出走176選手/完走161選手/リタイア15選手(棄権6選手、途中棄権9選手)
  • Maglia Rosa(総合首位)…サイモン・イェーツ(MITCHELTON – SCOTT):65:57:37
  • Maglia Ciclamino(ポイント賞)… エリア・ヴィヴィアーニ(QUICK-STEP FLOORS):237ポイント
  • Maglia Azzurra(山岳賞)…サイモン・イェーツ(MITCHELTON – SCOTT):91ポイント
  • Maglia Bianca(新人賞)…ミゲル・アンヘル・ロペス(ASTANA PRO TEAM):+4:27

4賞ジャージは変わりませんが、山岳賞2位がチッコーネになったため、第16ステージからはチャベスに代わってチッコーネがマリア・アッズーラを着用します。

第15ステージではアレッサンドロ・トネッリ@AleTonelli92/ITA/BARDIANI CSF)が未出走となったほか、マヌエル・センニ@SenniManuel/ITA/BARDIANI CSF)、ニコラス・ロッシュ@nicholasroche/IRL/BMC Racing Team)、ロイック・ヴリーヘン@LoicVliegen/BEL/BMC Racing Team)、イゴール・アントン@IgorAntonH/ESP/TEAM DIMENSION DATA)がステージ半ばでリタイアとなりました。
第1週にもリタイアを出しているBARDIANI CSF@Bardiani_CSF)は第3週を5人で戦うことになります。

第16ステージ概要

第16ステージは第1ステージ以来の個人タイムトライアルです。

  • スタート:トレント
  • フィニッシュ:ロヴェレート
  • 総距離:34.2km
  • 中間スプリントポイント:なし
  • 補給地点:なし
  • 通過タイム計測ポイント:Aldeno、Nogaredo
  • ステージ:個人タイムトライアル
  • 開始時刻:13:20(日本時間20:20)
  • ステージ難度:★★★☆☆
  • 引用元:大会公式サイト内ステージ16コース紹介ページ

スタート地点・トレントからフィニッシュ地点・ロヴェレートまで南下するコースです。
全長9.7kmの第1ステージに比べると、走行距離は3倍以上長くなっています。

Giro2018_16_map

トレントの観光地としても知られるピアッツァ・ドゥオーモをスタートし、ほぼ道なりにまっすぐ進みます。
通常のタイムトライアルは第1ステージのような街中をいくコースレイアウトが多い中、山間部を通るこのステージのコースはとても新鮮です。

通過タイム計測ポイントは残り21.5km地点のアルデーノと、8.6km地点のノガレード
コースはほぼ平坦ですが、ノガレードに入る手前、ラスト10kmくらいから細かなアップダウンが始まります。

Giro2018_16_alt

ラスト5kmを切ったところで大きくUターンし、1kmほど戻ったところでほぼ直角に右折してアディジェ川を渡り、ロヴェレートの街に入ります。
街中はほぼ直線基調の道が多いもののラスト3kmで4回ほど直角カーブがあり、コーナリング技術もタイムに影響を与えそうです。

パヴェやラウンドアバウト、交通島などの街中特有の攻略ポイントでロスを以下に減らせるかがカギのステージになるでしょう。

第16ステージレース展望

個人タイムトライアルということで、優勝大本命はもちろんデュムラン。
第1ステージでローハン・デニス@RohanDennis/AUS/BMC Racing Team)を2秒上回ったあの走りには世界王者の風格が漂っていました。
そのデニスは現在6分41秒差の総合11位で、総合トップ10に返り咲く可能性は非常に高いものの、迫ったところで総合5位が限界でしょう。

マリア・ローザのサイモンとデュムランのタイム差は2分11秒で、第1ステージでデュムランがサイモンにつけたタイム差は20秒。
9.7kmの第1ステージと34.2kmの第16ステージでコース特性は異なるものの、少なくとも20秒以上デュムランが詰めてくる可能性は高いです。
ちなみに無意味とはいえ単純計算によると、1分10秒デュムランがサイモンに勝ちます。

いくらアルカンシエルとはいえ、今大会絶好調のサイモンを見る限りでは2分11秒が簡単に縮まるとは考えにくいでしょう。
とはいえ、サイモンの第1ステージがたまたま調子がよかっただけなのか、それともホンモノなのか、真価が問われるステージになりそうです。

他に気になるのは、現在ロペスが2位のカラパスに20秒差をつけている新人賞争い。
ちなみに2人ともTTが得意とは言えず、第1ステージはロペスが61位、カラパスが71位でした(2人のタイム差は5秒)。
さらに3位のベン・オコナー@ben_oconnor95/AUS/TEAM DIMENSION DATA)もTTが得意なわけではなく、第16ステージで新人賞が大きく動くことはなさそうです。

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