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【Giro d’Italia 2018】TAPPA18

【Giro d’Italia 2018】TAPPA18

Giro18_TAPPA18こんにちは、スポーツライターのENOKI(@enoki0520)です。

グランツールの一つジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia)のコース紹介記事を毎日更新しています!
前日のレースの簡単な振り返りも行うので、レースを見逃した人はもちろん、レースを見た人もおさらいとしてご覧ください。
大会公式Twitterアカウント(@giroditalia)や公式アプリも要チェックです!

Giro d'Italia

第17ステージをプレイバック

総合上位勢にとっては移動日かと思いきや、大波乱の155kmになった第17ステージを振り返りましょう!

【Giro d’Italia 2018】TAPPA17
【Giro d’Italia 2018】TAPPA17 こんにちは、スポーツライターのENOKI(@enoki0520)です。 グランツールの一つジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia)のコース紹介記事を毎日…

第17ステージ:レース展開

アクチュアル・スタート後すぐに逃げ集団が形成されることはありませんでした。
8kmほど経ってからマッティーア・カッタネオ@cattamat/ITA/ANDRONI GIOCATTOLI – SIDERMEC)が飛び出しましたが、カンタン・ジョレギ@quentinjauregui/FRA/AG2R LA MONDIALE)、ルイス・レオン・サンチェス@LLEONSANCHEZ/ESP/ASTANA PRO TEAM)、ジューリオ・チッコーネ@giuliocicco1/ITA/BARDIANI CSF)、アレッサンドロ・デマルキ@ADM_RossodiBuja/ITA/BMC Racing Team)、クリッツ・ネイランズ@Neilands_K/LAT/ISRAEL CYCLING ACADEMY)、サルヴァトオーレ・プッチョ@SalvatorePuccio/ITA/Team Sky)らが追走し、14人の逃げ集団が形成されます。

マリア・チクラミーノのエリア・ヴィヴィアーニ@eliaviviani/ITA/QUICK-STEP FLOORS)はメイン集団にいるもののアシストが数人遅れたため、ポイント賞2位のサム・ベネット@Sammmy_Be /IRL)を擁するBORA – HANSGROHE@BORAhansgrohe)がペースを上げるために集団を引っ張ります。
逃げ集団もサンチェスやジョレギらを中心にペースを上げるため、メイン集団もおのずとペースを上げ、かなり縦長の集団になりました。

サンチェス、デマルキらの決まらない逃げ、メイン集団を牽くBORA – HANSGROHE

メイン集団と逃げ集団のタイム差が15秒まで縮まり、逃げ集団が残り120kmを切ったところでジョレギがアタックして単独で前に出て、カッタネオとネイランズが追走します。
逃げ集団はジョレギら3選手を残して吸収されました。
メイン集団は2つの集団に別れ、クリス・フルーム@chrisfroome/GBR/Team Sky)やミゲル・アンヘル・ロペス@SupermanlopezN/COL/ASTANA PRO TEAM)が後方集団に。

逃げ集団を吸収した大集団から再び選手が飛び出し、ジョレギ、カッタネオ、マルコ・フラッポルティ@MFrapporti/ITA/ANDRONI GIOCATTOLI – SIDERMEC)、サンチェス、チッコーネ、デマルキ、ネイランズ、ズデニェック・スティバール@zdenekstybar/CZE/QUICK-STEP FLOORS)、プッチョ、ホンダルウィン・アタプマ@elpumaDarwin/COL/UAE TEAM EMIRATES)ら22人の大集団を形成します。

105kmを切ったところでアタプマが前に出たところをフラッポルティが追走し、2名の先頭集団になります。
残り100km地点で追走集団はメイン集団に吸収されました。

中間スプリントポイント・ヴェストーネはフラッポルティ、アタプマ、そしてジュゼッペ・フォンツィ@fonzig91/ITA/WILIER TRIESTINA – SELLE ITALIA)の順で通過します。
残り97.2km地点で集団はまた一つに。

アタックしては吸収、を繰り返す逃げ集団とメイン集団

三度選手が飛び出し、ベン・ヘルマンス@hermansben/BEL/ISRAEL CYCLING ACADEMY)、カッタネオ、フォンツィのプロコンチネンタルチーム所属選手による逃げ集団が形成されました。
追走集団も30~40人ほどの大集団、さらに後続の集団は2つに分裂するなど、波乱の展開が続きます。

サンチェスが追い付き3級山岳・ロドリーノアレクサンドル・ジェニエス@AlexGeniez/FRA/AG2R LA MONDIALE)、ウァウテル・プールス@WoutPoels/NED/Team Sky)、ケニー・エリッソンド@KennyElissonde/FRA/Team Sky)の順で通過します。
残り75kmを切ると雨も激しくなり、残り71.2kmでメイン集団から遅れていたヴィヴィアーニが復帰しました。

ジェニエス、プールス、デマルキ、サンチェス、マクシミリアン・シャッハマン@MaxSchachmann/GER/QUICK-STEP FLOORS)、エリッソンド、ヘルマンスで逃げ集団を形成するものの、残り65kmで吸収されました。

ヘルマンス、サンチェス、デマルキが吸収から逃れるようにさらにアタックを仕掛け、プールスが追走します。
残り60kmを切ってもメイン集団との差は25秒と、メイン集団との差が1分以上に広がることがないまま。

逃げ集団とメイン集団のタイム差が1分開いたのは100km以上走ってから

補給地点でしれっとエンリーコ・バルビン@barbenry/ITA)とシモーネ・アンドレッタ@Andreetta93/ITA)といったBARDIANI CSF@Bardiani_CSF)の選手2人がメイン集団から飛び出し、追走集団を形成します。
ヴィヴィアーニ、トム・デュムラン@tom_dumoulin/NED/Team Sunweb)らがメカトラブルでメイン集団から遅れますが、残り46km辺りでようやくメイン集団と逃げ集団のタイム差が1分以上開きました。

逃げ集団はプールス、サンチェス、ヘルマンス、デマルキの順で2つ目の中間スプリントポイント・エルプスコのゲートを通過しました。
この時点で逃げ集団と追走集団のタイム差は約30秒です。
メイン集団ではヴィヴィアーニが先頭でエルプスコを通過し、ポイントを積み重ねます。
残り32.4kmでBARDIANI CSFの2選手はメイン集団に吸収されました。

フィニッシュ地点・イーゼオは23.9kmの周回コースです。
ラスト5kmのみ2周するレイアウトで、周回コースに入るとメイン集団と逃げ集団のタイム差が45秒ほどに縮まりました。

メイン集団がフィニッシュゲートを通過することには逃げグループとのタイム差は23秒に。
残り20kmを手前にプールスが逃げ集団から離れ、メイン集団に吸収されます。
20kmのゲートでデマルキとサンチェスが飛び出して一騎討ちの耐性に入り、ヘルマンスは2人についていくことができません。

2人になってからずっとデマルキが牽いていましたが、下りに入るとサンチェスに交代。
この時点でメイン集団とのタイム差は10秒まで縮まり、残り10km手前で集団は一つになりました。

局所的な雨が多かったフィニッシュ地点、ヴィヴィアーニがマリア・チクラミーノをほぼ手中に

集団は相変わらずBORA – HANSGROHEが引っ張り続けます。
残り9kmを切るとジャンルーカ・ブランビッラ@glbrambilla/ITA/TREK – SEGAFREDO)が飛び出してずっとメイン集団を牽いていたチェーザレ・ベネデッティ@benedetticesare/ITA/BORA – HANSGROHE)が追走し、さらにそのあとスティバールとセルヒオ・ルイス・エナオ@sergiohenaoofic/COL/Team Sky)が追いかけて4人の集団に。
スティバールがアタックしますが、集団はまた一つになりました。

マウリツ・ラメルティンク@lammertinkm/NED/TEAM KATUSHA ALPECIN)が残り5kmを手前に単独で飛び出しました。
フィニッシュ地点は1周目の通過時と打って変わってゲリラ豪雨に見舞われ、集団落車等が懸念されます。

ラメルティンクは残り3kmゲートを通過後に吸収され、ラウンドアバウトが続く影響もあってチームがうまくまとまりません。
フラム・ルージュを通過すると雨が強くなります。

フィニッシュストレートは強い雨が降りましたが、ヴィヴィアーニが今大会ステージ4勝目を挙げました。

第17ステージ:ステージ順位

各チームのスプリンターが軒並み上位にランクイン。

  1. エリア・ヴィヴィアーニ(QUICK-STEP FLOORS):3:19:57
  2. サム・ベネット(BORA – HANSGROHE):+0:00
  3. ニッコロ・ボニファジオ@Bonifazio_993/ITA/BAHRAIN – MERIDA):+0:00
  4. ダニー・ファンポッペル@Dannyvanpoppel/NED/TEAM LOTTO NL – JUMBO):+0:00
  5. イェンス・デビュッシェール@jensdebus/BEL/LOTTO FIX ALL):+0:00
  6. クリスティアン・スバラーリ@Kri_s90/ITA/ISRAEL CYCLING ACADEMY):+0:00
  7. ジャンピエール・ドリュケール@jempy_drucker/LUX/BMC Racing Team):+0:00
  8. サーシャ・モドロ@SachaModolo/ITA/TEAM EF EDUCATION FIRST):+0:00
  9. アンドレーア・ヴェンドラーメ(ITA/ANDRONI GIOCATTOLI – SIDERMEC):+0:00
  10. ホセ・ゴンサルヴェス@josegoncalvesim/POR/TEAM KATUSHA ALPECIN):+0:00

総合上位陣はタイム差なしの集団に入っています。

第17ステージ終了時点の総合順位

総合トップ10はヴィヴィアーニとタイム差なしの集団で全員がフィニッシュしたので、順位に変動はありません。

  1. サイモン・イェーツ@SimonYatess/GBR/MITCHELTON – SCOTT):69:59:11
  2. トム・デュムラン(Team Sunweb):+0:56
  3. ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ@pozzovivod/ITA/BAHRAIN – MERIDA):+3:11
  4. クリス・フルーム(Team Sky):+3:50
  5. ティボー・ピノ@ThibautPinot/FRA/GROUPAMA FDJ):+4:19
  6. ローハン・デニス@RohanDennis/AUS/BMC Racing Team):+5:04
  7. ミゲル・アンヘル・ロペス(ASTANA PRO TEAM):+5:37
  8. ペリョ・ビルバオ@PelloBilbao1990/ESP/ASTANA PRO TEAM):+6:02
  9. リチャル・カラパス@RichardCarapazM/ECU/MOVISTAR TEAM):+6:07
  10. ジョージ・ベネット@georgenbennett/NZL/TEAM LOTTO NL – JUMBO):+7:01
  • 出走176選手/完走158選手/リタイア18選手(棄権7選手、途中棄権11選手)
  • Maglia Rosa(総合首位)…サイモン・イェーツ(MITCHELTON – SCOTT):69:59:11
  • Maglia Ciclamino(ポイント賞)…エリア・ヴィヴィアーニ(QUICK-STEP FLOORS):290ポイント
  • Maglia Azzurra(山岳賞)…サイモン・イェーツ(MITCHELTON – SCOTT):91
  • Maglia Bianca(新人賞)… ミゲル・アンヘル・ロペス(ASTANA PRO TEAM):+5:37

ポイント賞は232ポイントで2位につけたベネットを大きく引き離す形でヴィヴィアーニが首位をキープ。
マリア・チクラミーノは第21ステージを完走すればヴィヴィアーニでほぼ確定です。

第17ステージではヴィクトール・カンペナールツ@VCampenaerts/BEL/LOTTO FIX ALL)とルイ・メインティス@LouisMeintjes/ATEAM DIMENSION DATA)が未出走、トッシュ・ヴァンデルザンデ@Toshvds/BEL/LOTTO FIX ALL)が途中棄権となりました。

第18ステージ概要

いよいよ山頂フィニッシュ3連続が始まり、今回がその第1回です。

  • スタート:アッビアーテグラッソ
  • フィニッシュ:プラート・ネヴォゾ
  • 総距離:196.0km
  • 中間スプリントポイント:Grinzane Cavour、Mondovì
  • 補給地点:90km~93km地点
  • 山岳:Novello(4級)、Pratonevoso(1級)
  • ステージ:上級山岳
  • 開始時刻:12:00(日本時間19:00)
  • ステージ難度:★★★★☆
  • 引用元:大会公式サイト内ステージ18コース紹介ページ

スタート地点のアッビアーテグラッソからティレニア海側に南下し、プラート・ネヴォゾへ向かいます。

Giro2018_18_map

このステージはポー川流域のポー平原を進み、残り65.3km地点の最初の中間スプリントポイント・グリンツァーネ・カヴールまではほぼ平坦な道です。
70km~80km地点にちょっとしたアップダウンはあるものの、気にするほどのものではありません。

ラウンドアバウトや交通島などがある街をいくつか通過しながら、4級山岳・ノヴェッロを上ります。
よほどのバッドデイの選手でもなければメイン集団から遅れるようなことはなさそうです。

Giro2018_18_alt

ノヴェッロを下った後はそのまま山頂フィニッシュ地点の1級山岳・プラート・ネヴォゾへの上りが緩やかに始まります。
2つ目の中間スプリントポイント・モンドビ周辺は勾配もきつくありませんが、残り20km辺りからきつい勾配に。

ラスト6.3kmまで州道237号線を走り、ヘアピンカーブ上に曲がってプラート・ネヴォソへ向かう道に入ります。
残り5kmからはスイッチバックが10カ所近く続く道を進み、街中に入って4回スイッチバックを通ってフィニッシュ。
プラート・ネヴォソに入ってからの平均勾配は5.2%と緩く、ここまでの1級山岳に比べると物足りない印象を受けるでしょう。

第18ステージレース展望

第18ステージですが、昨日の第17ステージが予想外にメイン集団の脚を消耗する内容だったため、予測がかなり困難に。
第20ステージまで続く1級山岳山頂フィニッシュの中で唯一ステージ難度★★★★のステージということもあり、マリア・ローザをめぐる争いもまだ序章だと思っていました。
ですが、予想以上に早く脱落者が出て候補が絞られるのではないかと思っています。

個人的に気になるのはフルーム。
第16ステージの個人タイムトライアルをステージ5位でまとめ、総合順位も4位にジャンプアップ。
表彰台圏内・ポッツォヴィーヴォまでのタイム差は39秒となっています。

今大会のフルームといえば第14ステージ優勝を含む第2週終盤の追い上げですが、いつもそこにいたのはアシストのプールス。
フルームの集団から遅れたはずなのに気づいたときには集団を牽いていた姿は、アシストの鑑そのものでした。
そのプールスが形成されては吸収される逃げ集団に乗っかったのは昨日の第17ステージ。
彼が逃げに乗ったためにメイン集団もペースを上げざるを得なくなったため、大波乱のステージを作った張本人の一人と言えます。

散々アタックを繰り返したプールスがこの3日間でどれだけフルームのアシストとしての役割を全うできるでしょうか?
もちろんエナオなど、ほかにもTeam Sky@TeamSky)には優秀なアシストはいますが、今大会のフルームの活躍を彼抜きでは語れないのも事実。

サイモンまでは3分50秒差で、マリア・ローザはかなり厳しいと言わざるを得ない状態のため、ステージ2勝目をこの3日間でもぎ取って表彰台にはこぎつけたいところ。

山頂フィニッシュ3連続初日のジロ・デ・イタリア第18ステージは本日20:05からDAZNで生中継!
お見逃しなく!

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